2020年7月20日から松本空港でRNP-ARアプローチが始まりました。
下記動画は、FlightRadar24からその3次元データを取得して、独自開発したアプリによってBank角を推定した上で、動画(Google EarthのKML)に変換して再現したものです。
KMLは下記からダウンロードして下さい
松本空港RNP-ARアプローチ初日 GoogleEarth用 KMLファイル
RNP-ARのメリットが最大に活かされているのがおわかりになると思います。
関係者様のご苦労は大変であっと思われますが、素晴らしい進化ですね。
今後地方空港にもこのような効率的で、安全なアプローチが展開されるとのことです。
期待したいですね。
RNP-ARアプローチとはGPSの位置信号を利用して着陸間際まで自動操縦によって行うアプローチです。
その特徴は山などの障害物を避けながら美しい曲線を描きながら飛行を行う事でしょう。
しかし、どんな曲線でもいいというわけでもなく、国際的なルールに基づいて設計をするそうです。
ここで紹介した松本のRNP-ARアプローチの設計は、エアラインと国土交通省が連携をとりながら行い安全基準を充分に確保しましたが、検討に関しては困難を極めたそうです。
関係者の皆様、お疲れ様でした。
AIPチャートも、ものすごくかっこいいです。
RJAF RNAV(RNP) Z RWY36
筆者も松本空港へはE170型機で数十回の着陸を行ったことがありますが、北アルプス越えの気流の悪い中を空港直上を経由してのVORアプローチを行い、苦労した経験があります。
それに比較してこのアプローチは揺れも少なく、消費する燃料も随分と削減できています。
今回は諏訪湖経由のRNP-ARでしたが、北からのストレートイン、および美ヶ原高原経由のRNP-ARアプローチは下記ページを参照して下さい。
このテーマをきっかけに勉強するとしたら?
上記ChartのSpecial Authorizationを満たす基準とは大雑把には何でしょうか?
どうしてRNP ARはManual Controlで飛行できないのでしょうか?
下層でものすごい強い風が吹いていても航法精度は満たされるのでしょうか?
→大丈夫です。記憶が曖昧なのですが確か40kt?程度で計算されているそうです。詳しくは各社の運航基準担当者にお問い合わせ下さい。
Finalの角度は基準の制限に近い3.5度ですが、滑走路の勾配はダウンスロープです。Finalで滑走路はどのように見えると予想されますか?(急勾配?普通?)
上記の場合、理想的なフレアテクニックはどのようなものでしょうか?
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