メタバースの航空教育への活用法として、緊急脱出シーンを「Spatial」内に作ってみました。現在はまだ空港内という感じがしませんが、今後改良を加えます。
下記はその空間にOculus Quest2をかぶって入り込んで、歩き回っている動画です。
緊急脱出訓練はエアラインでは全乗務員に対して1年に1回行う事が義務つけられていますが、その訓練の一部で使う事ができるレベルにもう少しで達すると思います。
さて、この空間に入り込むと下記のポイントを学び取ることが出来ます。
お客様が荷物を持ってしまう危険性。
スライドを滑るときの適切な姿勢。
スライドを滑ることをためらってしまっている乗客への対応。
地上での適切な援助方法。
危険な箇所(炎が出ている箇所)を避けた脱出口を選択する重要性。
空港の消火体制。
パイロットにとっては
チェックリストアイテムの中の
Parking Brakeを確実にセットする重要性
Fire HandleをPullする事の重要性
風向きの把握の重要性
等のレビューができると思います。
今後、このモデルに客室内を再現します。
客室には混乱する乗客と、煙を再現し、よりリアルな空間にする予定です。
又、海上脱出シーンも再現しようと考えております。
脱出訓練、筆者も毎年訓練を受けましたが、特にB747の2階席からのスライドを滑る時は怖かったのを覚えております。
訓練では怪我の防止のために床にマットレスが敷かれていますが、現実世界では固いアスファルトですね。
続いては管制塔見学です。
先ほどとは異なる空間に入ってPCの画面を動画にしました。
管制塔と空港のモデルはネットで購入。
それぞれのサイズが異なるため調整するのに手こずり、SPAWNポイントを高い管制塔内に設定するのにかなり苦労しましたが、ようやくかねてからの夢が叶いました。
この空間で、管制官役の学生が指示を与え、パイロット役の学生が飛行機のモデルを動かすドリルを行う事によって最先端の航空教育を行う事が出来ます。
今後楽しみになって参りました。