応用編では鹿児島に雪が降った時のMETARから実際の運航に役立つノウハウを探ってみましょう。
ではさっそくアプリを立ち上げて下さい。
最初に鹿児島空港を選択して、SN(雪)を選択します
METAR表示タブを開いてみましょう
開いた画面の左上には、このように表示されますが、Show 50 entriesのようにすると50行が表示されます
おなじみのMETARがこのように表示されますが、今回は左のスライダーを調節して2017年2月10日のMETAR電文を表示させましょう。
時間的推移からどのような状況であったかがわかります。
次に時間推移を可視化するために折れ線グラフタブを押し、赤い歯車を押して上から3番目のグラフをQNHに変更し、最も下のグラフをGUSTに変更します
分かり易く可視化されました。
0300~0800Z迄風が強く Visivilty(視界) が悪い事と、それに伴ってGUSTが吹いていること、グラフの右に進むと、気圧の上昇に伴ってVisiviltyが良くなっていることがわかります。
傾向がつかめましたので、再び電文に戻って詳細を見てみます。
実は電文を選んだ時点では時間の推移の順番に並んでいないことがあります。(改修します)
その際は表のmetarをクリックしてソート(並び替え)をして下さい。
下記のように時間順に並びます。
推移を見ると視界が800m迄落ち込んでいますが、北風なのでILS34で何とか降りられそうです。
又、周期的に視程の悪化、好転、悪化が続き、仮に視界不良でゴーアラウンドしたときも少し待ってタイミングをはかれば降りられそうです。
このように過去のMETARを可視化して読み解くことによって、実運航に直結したノウハウが得られます。
これが、このMETARアプリの目的なのです。
さて次回は応用編第二段として、静岡空港の強風について紹介します。